最適な価格 生霊の六条御息所が、娘の中宮について源氏の君に伝言を依頼する 和書

令和6年から「源氏物語」の作者・紫式部をモデルにしたNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送されております。日本村　１９６９－７９　山田脩二。

京都の公卿・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵

自筆「源氏物語」の「若菜（わかな）下」の巻は、禁裏（京都御所）において書かれたものです。歌集　熊野うた　下村悦夫。

自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏（おおいのみかどむねうじ）」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇（ごつちみかどてんのう）の曽祖父です。讃井逸三/川村秀二訳『密都爾氏地理書直訳 第三篇』明治5年村上勘兵衛 明治時代和本 アメリカ地理学者Samuel Augustus Mitchell元著。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。決断的信仰 高倉徳太郎 昭5 植村正久 日本基督教団 長老派 キリスト教 新約聖書旧約聖書 神学宗教学カトリック プロテスタント 戦前OA。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子（のぶこ）であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。伊勢門水自画賛幅　羽衣　伊勢門水。現在の今上天皇と系譜がつながっている。「本朝神社考」／全6巻合本／羅浮子道春撰／発行年不明／上村次郎右衛門発行。

 関白・近衛基熙（このえ もとひろ）は、後水尾院（第108代後水尾天皇）の皇女・常子内親王と結婚。永島春暁『教育日本歴史名馬鑑』彩色木版画譜 明治時代和本 源義家・真田幸村・加藤清正・上杉謙信ら戦国武将たちの名馬を描く。二人の皇女・熙子（ひろこ）は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。二葉亭全集　第二巻　ツルゲーネフの巻。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子（ひろこ）は将軍家宣の正室となった。【タイトル】 瓦全遺稿 【著者】 武富 瓦全 （ 奎吉 ） 附伝 〔 木崎好尚 〕 跋 〔 水落露石 〕 ◆ 希少 非売品 ◆。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流（下記に掲示）で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。小杉放庵 象潟 ◆ 非売品 ◆。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。HH-8097 ■送料込■ 仏説浄土三部妙典 全 漆箱付き 宗紋 仏具 仏教 経本 経典 和書 古書 古文書 /くYUら。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。凝視　水野葉舟（盈太郎）。（資料の記録は下記に掲示）

 出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」の自筆です。今東光色紙　清満心　今東光。
 自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。公照絵日記　日日月月　限定２００部　清水公照。「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。考える読書〈第24回〉―読書感想文 全国コンクール入選作品 (1979年) 毎日新聞社 全国学校図書館協議会。このため後醍醐天皇の宸翰（しんかん・天皇自筆）にかなり近い年代に書かれていることがわかる。LL-7293 ■送料込■ 北京官話 実用日清会話 明治37年 中国語 辞書 事典 足立忠八郎 本 古本 古書 書籍 /くYUら。また、各巻ごとの書かれた年については不明。職員録　四月十日改と四月十五日改　2冊で　須原屋茂兵衞〈東京〉　和泉屋市兵衞〈東京〉。従って、応永五年とは、書き始めの年である。倉田萩三郎（倉田萩郎）編『俳諧霧の草鞋』大正14年刊（前橋市/非売品）正岡子規に師事した俳人 俳句 俳諧 俳書。また、落款から、後年、近衛基熙（1648～1722）の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。秘密寳鑑　全　　大正四年発行。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。基督教新解 富永徳磨 明治42 駒込基督会牧師 黎明会 八木重吉 キリスト教 新約聖書 神学宗教学カトリック プロテスタント宣教師戦前大正NV。

 大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年（1068）～天承元年（1131）を祖として創立された。鏡花水月　シェクスピーヤ　渡邉治訳。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門」を称する。古文書 檄文 自訴状 「従□藩浪諸藩エノ檄文其自訴状モ又用之云」 ペリー来航 浦賀 斬奸城 江戸 水戸 幕末 文久 (レターパックライト発送）。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。関野準一郎『黄楊季』限定20部 オリジナル木口木版画34枚 豆本型木版画集。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。大槻磐溪『西遊記程』（全2冊揃＝上下巻・附録共）天保2年序 野芳園蔵版 江戸時代和本 漢文集 紀行集 三春藩秋田家旧蔵書。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。古文書 三部五部 灌頂印言 文化2年 大阿闍梨耶律厳 江戸時代 仏教 密教 真言宗 空海 天台宗仏陀浄土真宗浄土宗親鸞写本西院流印信案密印NP。応永5年（1398年）に従三位となり公卿に列する。版画芸術　第８号　特装版　関野準一郎。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年（1420年）に内大臣に昇任した。法然上人御画伝略讃　全２冊　奏誉著。

 旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を著（あらわ）しております。名古屋城三の丸絵図　文久二年写図　御殿屋敷図。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。日本工藝史概説 奥田誠一 昭和６年 1103V5G。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。n■　韻鏡十二反切例口訣　2冊　古書　和書　年代不明　/C09。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。塵の中　直木賞　和田芳恵。

 出品した「源氏物語」は「若菜（わかな）下」の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。行幸記念誌/桐生高等工業学校/昭和10年/非売品/今上天皇陛下畏くも聖駕を我校に枉げ させ給ひ長時に亙つて親しく校内を天覽あらせらる。若菜・下の巻名は朱雀院（前朱雀天皇）の五十の御賀があり、源氏の君はその賀宴を「このたび足りたまはん年、若菜など調（てう）じてや」に因む。『大日本東西軍記』（全2冊揃）丸屋小林鉄次郎板 明治時代和本 絵草紙 草双紙 浮世絵 武者絵 徳川家康 豊臣秀吉。柏木は朱雀院（前朱雀天皇）皇女で源氏の君の正室に降嫁した女三の宮へのかなえられない恋に煩悶する。塩谷鵜平幅　蝶とぶや　塩谷鵜平。四年の歳月が経過。出定笑話（木活字）　全４冊　平田篤胤。冷泉天皇は在位十八年にして東宮に譲位し今上天皇として即位した。南郊校訂 松川半山画『国字数引増補改正歌曲時習考 全』前川善兵衛刊 江戸時代和本（明治刷）地歌歌本 彩色木版画多数入 枕本。翌年、朱雀院（前朱雀天皇）と女三の宮との対面を企画し五十の賀宴が催されることになった。即興詩人　上下巻　古書　明治39年発行3版　森林太郎著　(森鴎外)。源氏の君は六条院の女たちによる「女楽」による演奏の宴を開いた。堀江復訳『新約聖史略』（全2冊揃）明治9年序 正教会刊 明治時代和本 明治初期のキリスト教書 新約聖書 キリスト教神学資料。柏木は、女三の宮の姉・女二の宮を正室に迎えたが、女三の宮への未練を断ち切れずにいる。HH-8986 ■送料込■ 韓非子解詁全書 全10冊 明治9年 中国 思想書 漢文 漢詩 和書 本 古書 古文書 /くJYら。葵祭りの前日、柏木は源氏の君の不在時に小侍従の手引きにより女三の宮と逢瀬をした。藤田嗣治序『名井万亀滞欧作品展覧会目録』昭和11年 上野公園日本美術協会列品館にて開催。夏のある日、源氏の君は女三の宮の体調不良の原因がご懐妊と知り、不審を抱いた源氏の君が柏木から女三の宮あての手紙から柏木と女三の宮の密事が発覚する。磨光韻鏡　後篇付　沙門　文雄。（女三の宮の子がのちの薫の君）源氏の君、41歳から47歳までを描いている。長谷川伸草稿　情報局募集国民演劇　長谷川伸。

自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）」と娘・幾千姫（玉映）の落款（印譜）


自筆上部の「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。ｈ◇　古文書　四武衝陣四頭八尾陣図　光明院増譽　軍書　時代不明　/ｎ01-4。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。无明一巻之書（馬見立書）　出羽国山上入道著。）

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載

《「源氏物語」若菜（わかな）下の巻》
「若菜・下」の巻は英文で「New Herbs Part Two」と表記されます。コヲ■0219t[古今和漢 萬寶全書 万宝全書 全13冊揃] 東都書林 明和7年。
《原本上部に「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」という。軍事資料★「前橋陸軍予備士官学校戦記」昭和58年　南方戦線　本土戦線　モノクロ写真　地図　戦記編纂委員会。これは、中国の皇帝が譲位した場合、高位の高官も職を致仕（退官）するという「白氏文集」の漢詩文に由来している。偃松の匂い　小島烏水。「若菜・下」では在位十八年の冷泉帝が譲位し、これにつれて太政大臣が致仕する。宋大家蘇文公文抄 10巻4冊揃　安政4年 唐宋八大家 　韓愈・柳宗元、北宋の欧陽脩 蘇洵 蘇軾 蘇轍 王安石 検） 古書和書古文書写本古本 NZ。原文には、「かしこき帝の君も位を去りたまひぬるに、年ふかき身の冠（かふふり）を懸（か）けむ」と記されており、「白氏文集」の漢詩文からの引用である。鎮洲臨済慧照禅師語録　慧然編　寛永10年　全1冊　仏書　和本　古文書。》

「額縁入自筆原本」


（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。装剣備考/栗原信充/武家故実に詳しく特に力を注いだ武具・馬具類に関する著作・装剣備考などは幕末武士の教養書として重用された。）

「自筆原本」
自筆下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子（よりこ）と娘の幾千姫（玉映）の落款。与謝野礼巖短冊　月寄時雨　与謝野礼巖。

自筆上部のタテ長の印は、「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて
諸（これ）を廟（城門）に置く）」という漢詩文の落款。旗本領川島村(土睦村)古文書●明治３４年　總根麿雑記　２７丁　菱田文庫　千葉県長柄郡土睦村　現在の睦沢町　231021。
反対側の印は仙台藩医・木村寿禎の落款


《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。創作月刊　創刊号　菊池寛編　横光利一他。》

自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）と娘・幾千姫（玉映）の落款（印譜）


自筆が「古切」とされたのは江戸時代。御遷幸供奉次第　貴名録。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載

（１）・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。春日井郡沓掛村文書　現瀬戸市定光寺町。

《「源氏物語」若菜（わかな）下の巻》
《原本上部に「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」という若菜・下の原文中に引用されている漢詩の落款が押捺されている。写本 児嶋玉鳳原図『唐子絵』昭和12年 宮崎白雲堂/加藤英児/岡田稔写 彩色木版画譜の精写図譜(肉筆画帖) 中国人物図。》

《ひそねむ心、つか》・・・・ひ給（たま）ふな。新田興著 新田大作編『雲處筆墨』昭和57年私家版 漢文学者/漢詩人の水墨画集 別冊「王道院曼陀羅」付。齋宮におはしましゝ頃ほひの、
御つみ、かろむへからん功徳の事を、かならすせさせ給へ。本朝古今金工便覧・2冊/藤井利八/大正6年/後藤家代々銘判図譜/和装本。
いと、くやしきことになむありける」
なと、いひ續くれと、物のけにむかひて物語し給はむも、かたはらいたけれは
、ふうしこめて、うへをは、又、こと方に、忍ひてわたしたてまつり給ふ。最新臨床血液学 全 岩男督 昭16 医学書 外科内科精神科病理学産婦人科生理学看護学医療西洋医学東洋医学漢方 戦前明治大正古書和書古本 OP。
「かくうせ給ひにけり」といふこと、世中に滿ちて、御とふらひに
聞え給ふ人ゝあるを、いと、ゆゝしくおほす。文明東漸史　明治発行。今日のかへさ、
見に出て給ひける上達部なと、歸り給ふ道に、かく、人の申せは、
「いと、いみしきことにもあるかな。森周斎 (森勇次郎) 著 雲照閲『吉凶占日用便覧 人々別釈』明治27年 鑾川堂刊 明治時代和本 易占書 占い。
い（生）けるかひありつるさいはひ人の、・・・・・《ひかり（光）、うしなふ日にて》

（文責・出品者）
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。興亜の指針伝道者保羅 谷口茂寿 日本基督教団 昭15 キリスト教 新約聖書 神学宗教学カトリックプロテスタント教皇ルターカルヴァン戦前OB。


（２）・自筆の「原文の現代語訳文」は次の通りです。尾張国全図　Ａ　小田切多芸雄等。

《「源氏物語」若菜（わかな）下の巻》

《准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得た我が身を回顧する源氏の君》

＜紫の上にとりついた例の正体が六条御息所と知り、源氏の君が話を聞く＞＜BR＞＜BR＞《生霊の六条御息所が、娘の中宮について源氏の君に伝言を依頼する》《（霊・六条御息所）「修法(ずほう)よ、読経よと騒ぎたてることも、
この身には苦しくつらい炎となってまつわりつくばかりですので、いっこうに
尊い声も耳に入らないのですから、まことに悲しいのです。田中一貞編『萬延元年遣米使節写生集』大正9年序刊 万延元年遣米使節。
中宮（六条御息所の娘）にも、次のことをお伝えくだされ。尾張三河名所案内　若山文二郎著刊。
御宮仕えの間に、けっしてほかのお方と張り合ったり嫉(そね)み心を》・・・・起したり
なさらぬよう。浅野梨郷懐紙　３枚で　浅野梨郷。斎宮でいらっしゃった時分の、そのための罪の軽くなるような
功徳(くどく)を必ずなさるよう。『風土』(22冊セット）昭和30-32年 郷土史学研究会刊（愛知県瀬戸市）古瀬戸・瀬戸物等の関連資料。
そのころのことは、まことにくやまれることでした」
などと霊（六条御息所）言い続けるけれど、殿（源氏の君）が生霊に面と向って
お話しになるのも見苦しいことなので、この憑坐(よりまし・霊)を一室に閉じ込めて
おしまいになり、対の上（紫の上）をまた別の部屋にそっとお移し申しあげなさる。歌集　雲母集　北原白秋。
〔二十九・柏木ら紫の上を見舞う〕
　こうして、対の上（紫の上）おなくなりになったという噂(うわさ)が世間にひろまるので、
お悔みに参上なさる人たちがあるのを、殿（源氏の君）はまことにいまわしくお思いになる。縮刷解説参考謡本　天　地　2冊　大正6年発行。
今日（賀茂祭りの翌日）の斎院御帰還の行列の見物に出かけて
いらっしゃった上達部(かんだちめ)などは、そのお帰りの途次に、このように人々がお噂申すので、
（上達部）「まったく大変なことになったものよ。小中村清矩『陽春廬雑考』(全八巻八冊揃)明治31年 吉川半七刊 明治時代和本（和装活字本）彩色木版画入。
この世の生きがいを満喫した幸い人（紫の上）の、・・・・《光も失せる日だからこそ
こうも雨がそぼ降るというわけだったのか」》

備考1・源氏の君は先天的な優秀性のゆえに帝の寵愛を受けた。光琳百圖 全四冊 解説付き。現在は、准大上天皇として現世における極上の栄耀栄華を得ている。完品 西脇新次郎『越後のちぢみ』限定500部 昭和45年 東峰書房刊 実物布見本（ちぢみ裂）25枚貼込 越後縮。

備考2：冷泉天皇は桐壺天皇と藤壺中宮の皇子としているが実際は源氏の君と藤壺の皇子。松平慶永（春嶽）短冊　早春水　松平春嶽。東宮（皇太子）は、今上天皇として即位し、今上天皇と明石女御の御子は、源氏の君の孫、のちに次期天皇として即位する未来が開け源氏の君の栄華が際立つ。【タイトル】 世事要言 【著者】 神田孝平　◆ 希少 ◆。

現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授（1999年没）

備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。満州大観・記念写真帖/大正10年/東郷平八郎・乃木希典・福原鉄太郎/大連・南満沿線・北満・安奉線/白玉山頂表忠塔・納骨神社・東鶏冠山。
禁裏（京都御所）で書かれたものです。【印刷工芸】「御物金深万葉帖」 発行者 佐々木信綱 尚古會 清水印刷所 萬葉 昭和七年発行 y92270434。

（２）・自筆の「英訳文」は次の通りです。浴身　歌集　岡本かの子。

《New Herbs Part Two（若菜・下）》

Her whole attention must go to atoning for the sins of her time at Ise,
far from the Good Law. I am sorry for everything."
It was not a dialogue which he wished to pursue.
He had the little medium taken away and Murasaki quietly moved to another room.
The crowds swarming through the house seemed themselves to bode ill.
All the high courtiers had been off watching the return procession
from the Kamo Shrine and it was on their own way home that they heard the news.
"What a really awful thing,"
said someone, and there was no doubting the sincerity of the words.

英語訳文（英文）の出典：『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker（エドワード・ジョージ・サイデンステッカー）コロンビア大学教授（2007年没）


（２）・自筆の「中国語訳」は次の通りです。渡辺玄対『南画山水 完』大正6年 藤井利八刊 木版画譜 和本。

《若菜・下》

切不可心嫉，与人争。信濃歴史談・太田鶴雄編纂・正木直太郎序・明治27年/信濃史談・神戸彌作編・明治27年/2冊/戸隠神社・善光寺・武田氏・織田氏・徳川氏。必多做功德，借以当神之罪，
否后悔莫及！”鬼魂得滔滔不。端午玩具集　昭和51年。源氏得和鬼魂，
不成体，便使用法力，把鬼魂封于室内，悄悄地把病人往室去了。山田立夫（山田貢邨）著書3冊『貢邨文鈔』『癸亥帰展録』『談余漫賛』明治時代和本 阿波漢詩人 徳島県吉野川市 漢詩集 漢文集 漢詩文集。
此紫夫人病故的消息，已遍各。藤原為家『為家集』（全8冊揃）元禄7年 出雲寺和泉掾刊 江戸時代和本 藤原為家歌集 鎌倉時代和歌文学 藤原定家三男。竟有多人前来吊。日本染織商工史 泉俊秀 昭和４年発行 1103V4G。
源氏嫌其不祥，心甚懊。仰臥漫録 正岡子規 2冊 大正七年 岩波書店 複製。今日茂祭行列来，王侯公卿都前往礼。ギルス・モラ+クロード・ノリ写真集 Gilles Mora・Claude Nori『L'ete Dernier』1983年パリ刊 フランス現代写真。
他在途知此事，有人即景言道：“此事非同小可！

中国訳文の出典：『源氏物（Yunsh wy）』
豊子愷（ほうしがい）中国最初の「源氏物語」翻訳者（文化大革命で没）

「若菜・下の巻」原本の末尾（原本番号107-B）の印は、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印
中央の写真（右から２番目）の写真が「源氏物語」若菜・下の巻の末尾（原本番号107-B）の押印。川島士路『実地踏査 趣味の満蒙風土記』昭和13年 糧友会刊 満洲国や中国各都市の風俗・出来事を記した戦前期の随筆集。
左下の四角の大きな印は仙台・伊達家の家紋の印（竹に雀）
家紋の上２つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室（冬姫）の印。ぎんかわらけ、自撰自集【口絵入り】嘯月堂、舟木・序、正徳三年。冬姫は内大臣・通誠の養女。冒険探検　決死の猛獣狩　南洋一郎。
冬姫は通称。音空公阿編『専念往生伝二編』（全3冊揃）尾張祐福寺蔵版 江戸時代和本 仏教書 仏書 浄土宗。正式な名は伊達貞子。川崎芳太郎編『長春閣鑑賞 第一集』大正3年序刊 古美術品図譜 仏画・初期肉筆浮世絵62点掲載（彩色木版画6枚入）仏教美術 山中商会。2つとも貞子の印。新板繪入 商人取引状 御家流手本。左端の写真は「若菜・上の巻」末尾の拡大写真。寺田長興『手束杖』（全三巻三冊揃）嘉永2年 富士廼舎蔵版 江戸時代和本。
左上端の細長い落款は、「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」の漢詩文の印。J24021704〇明治元年～明治８年 歳入歳出決算報告書 上下編及び付録備考 ３分冊 太政大臣三条実美 大久保利通 大隈重信 井上馨 渋沢栄一。漢詩文の右の２つの印のうち、下は出雲藩主・松平治郷（不昧公）の正室・方子（よりこ）の印。斎藤紀子著 与謝野晶子序 赤城泰舒画『歌集 茅花抄』限定120部 昭和16年草木屋出版部 総手漉和紙本 木活字本。方子の上の印は方子の娘・幾千姫（玉映）の印。渡辺崋山日記切幅　渡辺崋山。右上の印は仙台藩医・木村寿禎の落款。成田思斎（成田重兵衛）『養蚕絹篩』（全2冊揃）明治17年 有隣堂刊 明治時代和本 養蚕関連書 挿絵多数入 絵入本。右端の写真上は仙台藩主（伊達家）正室一覧表の表紙。写本 加州仇討 全　弘和4年　江戸時代 加賀国 石川県石川市　武術活劇　武道　武士 近代女武勇集　検） 江戸期古書和書古本古文書 NS。表紙の下は一覧の拡大写真（仙台市立博物館・刊行）


自筆の疎明資料等は、下記の通りです。東麓破衲序『下学集』（全2巻揃/合本1冊）吉野屋権兵衛刊 江戸時代和本 室町時代中期に成立した国語辞書。


（Ⅰ）・上の写真右端は、高松宮「源氏物語」のうち「桐壺」の巻冒頭・(出典資料　別冊「太陽」「源氏物語絵巻五十四帖」（平凡社・刊）７８頁。実地測量　尾張国参河国市町村新図　小田切多芸雄。筆者は近衛関白政家公。木屑録　夏目漱石。中央の写真は、応永五年（1398）の年号。希少本 古書 大正五年参月 定価金参拾五圓 増補 日本書画骨董大辞典 聚芳閣。年号の左の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）。山房迎春　限定３００部　清水公照。左の写真は、桐壺の巻の奥付。神の国建設者 ジョン・モット 斉藤惣一訳 昭8 キリスト教青年会 キリスト教 基督教 新約聖書 神学宗教学カトリック プロテスタント 戦前OA。左大臣から関白に昇進した近衛基熙（もとひろ）公の花押。伝藤原忠家 伝藤原俊忠 伝西行『真蹟臨本 三種歌合』渡辺千秋旧蔵書（印記「渡邉千秋蔵書」蔵書票「渡邊家文庫」）江戸時代和本。上下２段の花押のうち、上の印は。河上徹太郎『ドン・ジョヴァンニ』限定275部（特別限定版）昭和50年 槐書房 越前手漉和紙本（岩野平三郎特漉局紙本）モーツァルトオペラ論。出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）、下の印は仙台藩医・木村寿禎の落款（印譜）


「自筆の画像断層(MRI)写真」

（出品した自筆の「断層画像写真」（若菜・下の巻）MRI 35―69B
自筆下二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子（よりこ）と娘・幾千姫（玉映）の落款


「天皇の曽祖父・大炊御門宗氏の系図」「額縁裏面表記ラベル」
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」

1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図（公家事典303頁）
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。往生論註講判 上中下三冊揃 香龍院渡邊法瑞 雲樹院南條神輿講述 明治41年 仏教 検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 古文書 NR。2番目の写真は近衛基熙の肖像（陽明文庫・所蔵）
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
【天皇家・近衛家略系図の出典（淡交テキスト「茶会記」に親しむ・７）平成29年7月淡交社・刊行】
4番目の写真は、「日本史の茶道」千利休の孫・宗旦と近衛基熙の茶の湯の交流」120頁（淡交社刊）
5番目の写真は、近衛基熙が、御所で第111代・後西院天皇を主賓に茶会を開催した記録「公家茶道の研究」55頁（谷端昭夫・著）


「源氏物語」「若菜・下の巻」絵図、茶室関係資料

下記写真1番目は、「源氏物語屏風（若菜・下）」（源氏物語絵巻）

朱雀院（前朱雀天皇）の五十の賀を祝い女三の宮、紫の上、明石女御が演奏する「女楽」の有名な場面
上の女性三人のうち右から紫の上は和琴、明石の女御は箏、女三の宮の琴。f24021401〇錦繍段 新編新撰抜萃 文明十五癸卯季秋初二 庚正丙子林鐘十有七日 天隱叟黙雲龍澤 江戸初期〇和本古書古文書。
手前の後ろ姿で琵琶を弾いているのが明石の君


上から2番目の写真は、「淡交」別冊（愛蔵版・№71　『源氏物語』特集）

上から3番目左右の写真は、茶会における大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」を茶道具として用いた茶室の事例

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵（断簡）を出品
商品説明（来歴）	大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。愚屯『忍辱随筆』（全二巻二冊揃）澤田吉右衛門刊 江戸時代和本 仏教書 仏書。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を書いてある。禅家亀鑑　曹渓退隠述。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷（不昧公）の正室・方子（よりこ）に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。■動画あり 淡路國名所図会 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 和本 古書 資料本 全巻揃 昭和レトロ (0990013398)。
漢詩文	原本自筆上部に「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」という。HH-8981 ■送料込■ 郭注荘子 全10冊揃え 天明3年 江戸時代 郭象 中国 思想書 漢詩 漢文 和書 本 古本 古書 古文書 /くJYら。これは、中国の皇帝が譲位した場合、高位の高官も職を致仕（退官）するという「白氏文集」の漢詩文に由来するものです。鳥羽絵筆ひやうし　完　長谷川光信画。「若菜・下」では在位十八年の冷泉帝が譲位し、これにつれて太政大臣が致仕する。絵本新柳樽　二編、三編、四編★慶賀作★嘉永二巳酉(496)。原文には、「かしこき帝の君も位を去りたまひぬるに、年ふかき身の冠（かふふり）を懸（か）けむ」と記されており、「白氏文集」の漢詩文からの引用である。お吟さま　直木賞　今東光。紫式部は「若菜・下の巻」を書くに際し、漢詩を熟読したうえで原文を書いていることがわかります。明治改正京都名勝一覽圖會。また、原文中の上部に「篆書（てんしょ）体」の落款を入れたのは、仙台藩の藩主の正室・仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室（冬姫）、通称伊達貞子か出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子（よりこ）と娘・幾千姫（玉映）のいずれかと推定されております。宮城野芳妓　桜陵酔史著　書葉通史評　25丁　明治15年　遊郭　娼妓　和本　古文書。
漢詩の落款の意味	原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。勝間慧明編輯『幾何画法 全 堺縣上等小學課用』明治12年 東北舎/高橋平三刊（堺県）奈良県郷土史料 明治時代和本 図法幾何学書 製図法。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。香川景樹 山本庄五郎編『景樹大人歌懐紙 第一』大正5年 山本庄五郎刊 大正時代和本（木版刷・折本一帖）。　特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。茶旨略　全　速水宗達。　「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会（ばんさんかい）」とも言われます。【タイトル】 無為庵印譜 巻一 【著者】 住友 寛一 ◆ 和装本 希少 ◆。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。上田耕『赤軍秘密の地獄戦術外蒙軍の正体と日露戦争は何時起るかの問題』昭和11年 三杏書院刊 満洲国・ソビエト連邦資料 ノモンハン事件。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）することです。四君子画帖　渡辺小華。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。藤井達吉自画賛歌幅　藤井達吉。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。篠原佳尾 年賀状等26通セット（肉筆画22枚 真作保証品）星野清宛 昭和50～平成14年 瀧口修造に見出された現代美術作家。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。新井源八郎校正『新井白石古史通』（全四巻四冊揃）明治4年 松山堂蔵版 明治時代和本 古代史解釈書 日本史書。　落款の「讃」の元になるその原文の個所には、 「懸其所仕之車置諸廟（其仕ふる所の車を懸（か）けて諸（これ）を廟（城門）に置く）」という漢詩文の落款が押捺されている。栗原順庵『洋漢病名一覧』（全二冊揃＝前編＋後編）明治11-12年 後藤鋼吉刊 明治時代和本 医学書 医書 西洋医学 東洋医学 漢方学。この漢詩は「白氏文集」の漢詩に由来するものです。石井満水案『戌年にちなめる趣味の年賀はがき 第二輯』戦前刊 絵葉書全8枚揃 年賀状。 つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。愛棋居蔵品展観図録 昭12 戦前明治大正 唐物掛軸仏教仏画古写経中国朝鮮青銅器光悦乾山志野高麗茶碗古筆手鑑古染付煎茶道具売立目録NX。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。国民美術協会編『時代タペストリー集成』（全2輯揃）昭和10年 古今堂刊 松方幸次郎蒐集ヨーロッパタペストリー展示即売展目録 ゴブラン織り。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。古文書　天明9年　仏教 江戸時代　つれづれぐさ　検）仏陀浄土真宗浄土宗真言宗空海親鸞法然密教 古書和書古本 NR。
自筆の希少価値について	自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。HH-8443 ■送料込■ 頼春水消息 巻物 江戸時代 肉筆 手紙 9枚 儒学者 詩人 弥太郎 頼山陽の父 和書 古書 古文書 /くJYら。上の「拡大断層（MRI）写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。日本蝶類図説/宮島幹之助/明治37年/図版は其色彩を勉めて自然に近からしめ雌雄異形の種等に在りては可成兩者を掲げて之を對照せしめり。 出品している書の「断層（MRI）写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。近世畸人伝　正続全１０冊　伴高蹊　三熊花顛画。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。横河秋濤著 長谷川貞信画『開化の入口』（3冊）明治7年 松邑九兵衛版 明治時代和本 明治維新 文明開化 廃仏毀釈 彩色木版画 浮世絵 絵入本。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層（MRI）写真」です。松尾芭蕉『校正俳諧七部集 全』弘化2年 花鳥庵蔵板（元袋付）江戸時代和本 俳諧書 俳書 俳句。 古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層（MRI）写真撮影」をしております。真像太閣記画譜　又玄斎南可　彩色木版刷　三篇　上下2冊　明治16年。撮影後、展示のために再表装をしております。名古屋明細全図　A　中村浅吉。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste（再剥離用糊）」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。更科勇婦傳　明治30年発行　古書。
断層(MRI)写真	従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。小山健三『化学分析法』（全3冊揃）明治12年 群馬県医学校（前橋）桐生織物・後藤定吉旧蔵書 明治時代和本 化学書 群馬県郷土史料 桐生市。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。HH-8883 ■送料込■ 国郡全図 全2冊揃え 天保8年 江戸時代 木版画 古地図 日本地図 地理 和書 本 古本 古書 古文書 時代物 /くJYら。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。瀧井孝作句懐紙　双子山　瀧井孝作　署名捺印有り。
寸法	「源氏物語」自筆の大きさ　タテ２１．８センチ　ヨコ１２．８センチ。岡田新川（挺之）漢詩幅　送　岡田新川。額縁の大きさは　タテ３７．０センチ　ヨコ２８．０センチです。駒井哲郎銅版画作品集　駒井哲郎。額縁は新品です。扇山画○　粟田扇山著 古書。
「源氏物語」の自筆について	１・筆跡の分析について 　国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。怪盗黒星　マッカレー原作／南洋一郎。 一方、欧米では一般的には、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。論語彙簒 藤澤南岳 3冊揃　明治25年　儒教儒学儒学朱子学孔子四書五経　検） 戦前明治大正古書和書古文書写本古本 NY。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。Y079 日露戦争勝閧集 東京 古池　明治37年古書 レトロ コレクション。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。羈旅百首　木活字本　吉井勇著　畔地梅太郎木彫活字工作。 ２・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）の自筆の特定について 自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。f23121633〇明治布告布達 学制 日本最初の近代的学校制度を定めた教育法令 109章 明治５年 布告全書〇和本古書古文書。その後、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。三余斎麁文（鵜川鹿文）『華實年浪草』（全12巻15冊揃）天明3年 日野屋彦左衛門他刊 季語集 俳諧書 俳書 俳句 江戸時代和本 俳諧三余抄。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」であることが判明した。耶蘇の九福 本間清 大正11 戦前朝鮮半島 キリスト教 基督教 新約聖書 検）朝鮮併合時代神学宗教学カトリック教会 プロテスタント教会 NV。 「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が２３歳から３１歳までの間に書かれたものと推定されている。兵法・兵法六韜　北村佳逸　立命館出版部　昭和10年　司馬　老子　孔子　武韜　龍韜　古書　アンティーク。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年（1421）４７歳で没している。写本 霍乱 泄瀉 帯下 天明7 医学書 江戸時代 クラミジア感染 日射病 西洋医学東洋医学 蘭学 漢方薬 薬学 オランダ 阿蘭陀 鍼灸 杉田玄白NZ。 ３・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について 近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。角田九華『続近世叢語』（全8巻4冊揃）弘化2年 河内屋真七刊 江戸時代和本 漢文集 中井竹山弟子 頼山陽との漢詩交流で知られる儒学者。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。『官版 官位相当表』和泉屋市兵衛刊 明治時代和本（元袋付・畳物一舗）。 ４・近衛基熙（このえもとひろ）について 近衛基熙は、慶安元年（1648年）3月6日、近衛尚嗣（関白・左大臣）の長男として誕生。野村玉渓絵短冊　野村玉渓。母は後水尾天皇皇女女二宮。副島仲謙 堀内利国 明石退蔵『陸軍病院扶卒須知』明治8年陸軍文庫 明治時代和本 軍医学書 看護学書 西洋医学書 医書 陸軍病院 日本陸軍資料。実母は近衛家女房（瑤林院）。釋了弁『浄土真宗蓮如上人御一生記絵鈔』（全3冊揃）天保10年 菱屋宗八他板 江戸時代和本 仏教書 仏書 絵入本。幼名は多治丸。天保刻成　京都順覧記　京町縦横小路通号　京都名所図　内裏御図　池田東籬編　天保2年　地誌　和本　古文書。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。図司安正『雪害問題政治的解決記念写真帖』昭和8年 雪害問題政治的解決記念写真帖刊行会（黒川久隆）刊 北海道・東北・北陸各県。承応3年（1654年）12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。ツヨイコヨイコ　第１２巻第３号　（児童書　絵本）　初山滋画他。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年（1655年）従三位に上り公卿に列せられる。古書 　『 風俗画報 明治文献復刻版 第5分冊 （116号～142号） 27冊揃 』朝倉治彦校訂 ケース入り 1974年 明治文献発行。明暦2年（1656年）に権中納言、万治元年（1658年）に権大納言となり、寛文4年（1664年）11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。吾妻雄兎子作 梅の本鶯斎画『春情花の朧夜』（全3編揃）江戸後期刊 艶本 江戸時代和本（薄葉紙本）歌川国芳門人絵入本 浮世絵。寛文5年（1665年）6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年（1671年）には右大臣、さらに延宝5年（1677年）に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年（1690年）1月に関白に昇進した。出隆短冊　才を弄して　出隆。近衛基熙は、寛文5年（1665年）から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
HP	近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。長谷川伸旧蔵書 金忠善（沙也可）『慕夏堂文集』明治41年 韓国大邱刊 朝鮮刊本 文禄・慶長の役 加藤清正配下の武将。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。親鸞『尊号真像銘文』（全二巻揃・合本一冊）正徳3年 河南四郎右衛門刊 江戸時代和本 仏教書 仏書 浄土真宗。 ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。吉本達著『法理原論』（全4巻3冊揃）明治13年 竹下人并刊 明治時代和本 法律書 法学書。

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